2020年3月31日のあさイチでは、知って得する『知ってるようで知らない卵の疑問』が紹介されました。
疑問は次の7つです。
『卵黄の色が濃いほうが栄養価が高いの?』
『値段の違いは何?』
『殻の色で栄養や味に関係するの?』
『サイズにかかわらず黄身と白身の比率が同じ?』
『卵の正しい保存方法』
『1日に何個まで食べていい?』
『卵の選び方』
それぞれをまとめます。
Contents
『卵黄の色が濃いほうが栄養価が高いの?』
卵の卵黄には、黄色からオレンジ色に近いものまでさまざまあります。卵黄の色が濃いほうが栄養価が高いのでしょうか。
この疑問に卵黄メーカーの小松崎さんが答えてくれました。
卵黄は鶏が食べているエサの色素で色が決まるため、卵黄の色と栄養価に関係はありません。
卵黄が黄色くなるのはトウモロコシを食べているからです。
色を鮮やかにするため「マリーゴールドの粉末」を混ぜたり、オレンジ色にするため「赤パプリカの粉末」を混ぜたりしています。
ちなみにお米を食べさせたニワトリの卵は白っぽくなるそうです。
『値段の違いは何?』
白い卵より茶色の卵のほうが価格が高いのは、茶色の殻を生むニワトリのほうがよくエサを食べるのでそのコストが上乗せされているためです。
卵の殻の色に関係なくかなり高い卵があるのは、通常の卵に比べニワトリに魚粉などを混ぜた「栄養価の高いエサ」を食べさせているからです。
『殻の色で栄養や味は違うの?』
ニワトリは同じエサを食べているので、白い卵も茶色の卵も栄養価も味も同じです。
卵の殻の色は品種によって違いがあります。白い卵を産む品種は白い羽、茶色い殻の卵を産む品種は茶色い羽のものが多いそうです。
『サイズにかかわらず黄身と白身の比率が同じ?』
卵のサイズは、卵を産むニワトリの年齢によって変わります。
ニワトリが大きくなると白身の比率が増えるので、卵黄の比率が多い小さい卵はゆで卵や卵かけごはんにおすすめです。
大きいサイズの卵はメレンゲやかさを増したオムレツにおすすめです。
『卵の正しい保存方法』
購入した卵はそのまま冷蔵庫で保存します。
家で卵を洗ってから冷蔵庫で保存する方もいるようですが、卵の殻には目に見えない小さな穴がたくさんあり、卵を水で洗うとサルモネラ菌などの雑菌が中に入り込む恐れがあります。
できるならパックのまま(手の雑菌がつかないように)冷蔵庫の奥で保存します。
サルモネラ菌は10℃以下で保存すればほとんど繁殖しません。
きちんと冷蔵庫に保存すれば賞味期限内は生で食べることができます。
『1日に何個まで食べていい?』
東洋大学教授の近藤さんが卵は1日に何個食べてよいのかを教えてくれました。
コレステロール専門家の近藤さんによると、脂質異常症の方は1日200㎎未満などの制限がありますが、健康な人は制限がないのであまり気にする必要がないそうです。
『卵の選び方』
最後に、東京家政大学教授 峰木さんが卵の選び方を教えてくれました。
峰木さんによれば、日本の卵はどれもおいしいので、3色きちんと食べている人は普通の卵で良いそうです。
栄養不足の方、栄養に気をつけなければいけない方、妊婦さんは特定の栄養を強化した卵がおすすめだそうですよ。
スーパーではS、M、Lいろいろなサイズが入ったミックスが売っていますね。
ミックスサイズを購入すれば、それぞれの用途に合わせて使えるので便利かもしれません♪
参考になれば嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました♡
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