2020年3月7日のにじいろジーンで特集された「常識まるとくアップデート」。
2つ目は『作り置きカレーの食中毒を防ぐ注意点とポイント』です。
1つ目に続き教えてくれたのは、食材保存の達人で野菜ソムリエのプロ 西川剛史さんです。
二日目のカレーっておいしいですよね。我が家でもむしろ喜んで食べているのですが、西川さんによれば、寝かせたカレーには「食中毒」の危険性があるそうなんです。
その危険性は消費者庁でも注意喚起しています。
知って安心、食品の注意点 ~カレーや煮物の作り置きに注意~
詳しくまとめたいと思います。
『作り置きカレーの注意点とポイント』
一晩寝かせたカレーは、具材のが余熱でじっくり加熱され、うまみが溶けだし、熟成されたコクと風味が生まれます。
しかし、その一方で「ウエルシュ菌」による食中毒が発生しやすくなります。
【ウエルシュ菌】とは?
ジャガイモやにんじんなど、野菜に付着することが多い細菌です。食中毒を引き起こすと、水様性の下痢や軽い腹痛を引き起こします。
【ウエルシュ菌】の特徴とは?
100℃でも完全に死滅しない。
20℃~50度で増殖しやすい。
調理後のカレーにはとろみがあるため冷めにくく、長時間程よい温度が保たれます。
増殖しやすい環境になることにより「ウエルシュ菌」が爆発的に増殖して、食中毒を引き起こす可能性があります。
『ウエルシュ菌』の対策法
ウエルシュ菌の対策法 その1
カレーは熱いうちに耐熱容器に小分けして、冷蔵庫に入れ20℃以下に冷まします。
ウエルシュ菌の対策法 その2
冷蔵保存したカレーを鍋に移し、加熱して菌をもう一度殺します。(沸騰させます)
番組の調査によると、66%の人が2日目のカレーを食べているそうです。
カレーを保存するときは、鍋丸ごとや大きめの保存用にではなく、小分けにすれば熱が分散されるので冷めやすくなります。
翌日はレンチンすれば食中毒のリスクを下げることができますね!
参考になれば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました♡
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