2020年4月9日のハナタカ優越館では、東京表参道にある唐辛子料理専門店赤い壺の大須賀友美さんが『みんなが知らない激辛トウガラシや辛い時の対処法』を教えてくれました。
甘味、塩味、酸味、苦味、うまみは味覚で感じますが、辛さは痛覚で感じるものなのだそうです。
バラエティーで激辛料理を食べた方たちが「痛い、痛い~」と言っているのはそのためなんですね(笑)
大須賀さんが教えてくれた情報をまとめます。
『みんな知らない激辛トウガラシ』
トウガラシの辛さには「スコヴィル値」という世界基準の単位があります。
【スコヴィル値とは?】
アメリカのスコヴィル博士が名付けた単位です。トウガラシに含まれるカプサイシンの量で測られます。
一般的な辛さで知られる鷹の爪は約5万スコヴィル程です。ハバネロは約35万スコヴィル程で、ブートジョロキアのスコヴィル値は100万以上あると言われています。
世界一辛い唐辛子はスコヴィル値250万のドラゴンズ・ブレス(ハバネロの約7倍!)で、現在世界一辛いと言われているのがスコヴィル値320万のペッパーXです。
専門店で一番辛いトウガラシはスコヴィル値約150万(タバスコの約30倍)のキャロライナリーパーです。また一番辛いメニューは「冥途の土産」というキャロライナリーパーを使った激辛あんかけチャーハンですが、これまで約40人が挑戦して、完食した人が9人もいるそうです(驚)
辛さは痛覚なので、痛みに強い人ほど辛さにも強いと言われているそうです。お酒と同じで食べているうちに慣れてくる人もいるそうですよ。
『暑い時に辛いのが食べたくなる理由』
暑い国で辛い物を食べる理由の1つに、汗をかき体温を下げる目的があります。
同じように、暑い時に辛いものが食べたくなるのは気化熱により体温を下げられることにあるようです。
『辛い時の対処法』
トウガラシの辛み成分カプサイシンは水に溶けにくく辛さを広げる場合があるので、辛い時に水は飲まないほうが良いです。
辛さをやわらげる目的で「コーヒー」も有効ですが、専門店では胃への負担を減らし、辛さも和らげる「牛乳」がすすめられています。
痛みを感じるトウガラシの成分「カプサイシン」は摂ると血行が良くなり、冷え性の改善や脂肪の燃焼効果も期待できると言われています。
あまり辛いものばかり食べると、胃を傷めてしまうかもしれません。牛乳を有効活用しながら、唐辛子を楽しんでくださいね。
参考になれば嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました♡
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