塩麹と並んで人気なのが『醤油麹』です。
醤油麹もまた発酵食品なので、栄養もあり健康に良いさまざまな効果が期待できます。
ここでは、醤油麹の効果と効能、自家製醤油麹の作り方、そして簡単にできるアレンジ方法までを紹介します。
醤油麹に期待できる効果と効能
醤油麹は普通の醤油より減塩になり、血圧をサラサラにする効果があるため、高血圧の予防に最適です。
また、老化防止や疲労回復、動脈硬化を防止する効果があり免疫アップも期待できます。
醤油麹には腸内環境を整る作用があり、また、お肉や野菜を醤油麹に長く漬けていると柔らかくなり、消化吸収が良くなることから、便秘の解消効果も期待できます。
さらに、醤油麹は抗酸化作用に優れ、シミやしわなどの改善が期待できます。
健康だけでなく美容にも良い効果が期待できる醤油麹。材料を準備すれば簡単に手作りすることができます。
自家製『醤油麹』の作り方
準備するもの
醤油麹を作るときに準備するものは、醤油と麹、醤油麹を入れる保存容器です。
麹は米麹、米生麹、甘酒麹などを選ぶとよいようです。
分量
醤油の分量は、生麹を使用する場合は同量、乾燥麹を使用する場合は2倍にします。
作り方
① 米麹に醤油を入れ、麹の白色がなくなるまでよく混ぜる。
② 混ぜ合わせたものに軽く蓋、ラップをかけて1日1回かき混ぜ、常温で発酵させる。
③ 冬場は3~4週間ほど、夏場は1~2週間ほど置き、醤油に甘みととろみが出てきたら完成です。
急いで作りたいときは、ヨーグルトメーカや炊飯器が便利です。温度を60度に設定すれば5~6時間ほどで作ることができます。
指で麹がつぶれるくらいになったら完成です。よくかき混ぜてから冷蔵庫で保存しましょう。
醤油麹の保存法
醤油麹は夏も冬も冷蔵庫で保存します。
保存容器は煮沸して清潔にしておきましょう。冷蔵庫での保存期間は3ヵ月ほどですが、なるべく早く使い切ることを心掛けておきましょう。
醤油麹の使い方・アレンジ
醤油麹は塩麹よりも大豆成分の旨味が強いという特徴があり、醤油麹はグルタミン酸の旨味成分が塩麹に比べて10倍以上になるといわれています。
そのため、和洋食の調味料はもちろんのこと、ソースなどにも使うと醤油の旨味がまろやかになり素材の美味しさを引き立ててくれます。
醤油麹の使い方
醤油麹は豆腐やお刺身など醤油と同じようにたれとして使用することができます。
また、醤油麹は素材を柔らかくする作用があるので、お肉や魚を漬けておくと柔らかくなるだけでなく、旨味も加わるのでそのまま焼くだけで美味しく調理することができます。
醤油麹のアレンジ
【ドレッシング】
醤油麹にマヨネーズやお酢、ヨーグルトなどを加えると簡単なドレッシングができます。
【スープ】
水にほんだしや鶏ガラスープの素を入れ、醤油麹を加えると手軽にスープを作ることができます。
薬味を変えるだけで、バリエーション豊かなスープを作ることができます。
【麺つゆ】
醤油麹を水で薄めるだけで麺つゆを作ることができます。
またねぎやショウガなど薬味を漬け込み、そのまま麺にかけてもおいしく食べることができます。
塩こうじの10倍の旨みがあるという万能調味料「しょうゆ麹」
冷蔵庫に1つ入っていればいつもと一味違った美味しい料理が楽しめそうですね♪
最後までお読みくださりありがとうございました♡