2020年3月19日のハナタカ優越館では、東京銀座にあるおでん専門店「おでん おぐ羅」の川上雅彦さんが『家庭のおでんをよりおいしくする3つのポイント』を教えてくれました。
おぐ羅は創業34年の専門店。醤油は使わず、かつお節と昆布を合わせたダシ、塩、具材だけで作るおでんは大人気!お店では、時期にもよりますが30種類ほどの具材が提供されているそうです。
「具材を煮込む順番」「大根を柔らかくするひと手間」「食べる前にすることでおいしくなるひと手間」についてまとめます。
『具材を煮込む順番』
川上さんによると、おでんは具材を煮る順番だけで味が大きく変わるそうです。
一番初めに入れたほうがいい具材
一番初めに入れたほうが良いのはこんにゃくです。
こんにゃくに入っている成分には煮崩れを防ぐものがあるためです。
具材を煮る順番
だしを吸う具材を入れてから、だしを出す具材を入れます。先に出汁を吸う具材を入れることで、味がしみ込みよりおいしくなります。
【だしを吸う具材】
大根、たまご、じゃがいも、しらたき、ちくわぶなど
【だしを出す具材】
ちくわ、こんぶ、つみれ、はんぺんなど
出汁が出すぎると旨みが半減するので、出汁を出す具材は煮込み過ぎないほうが良いそうです。
なお、定番の具材「さつま揚げ」にはうまみと甘みが詰まっているので、出汁がぐっとおいしくなります。忘れず入れるようにしてください!
『大根を柔らかくするひと手間』
大根は煮る前に一度水で煮ると柔らかく煮えます。
下茹でするときはお米のとぎ汁でなく水で十分です。面取りと隠し包丁を入れるとより味がしみ込みやすくなります。
おでんに入れる大根をしたゆでする目的は柔らかく煮るためです。
大根のあく抜きが必要な料理の時は、米のとぎ汁を使うようにしてくださいね。
『食べる前にすることでおいしくなるひと手間』
おでんは煮た後すぐに食べず、一度冷ますと味がしみ込んでおいしくなります。
専門店では、大根などを煮た後に冷蔵庫で冷やし、もう一度だしで煮込んで提供しているそうです。一旦常温に冷ますことで具材に味が沁みて、よりおいしくなるそうです!
『茶めし』にして食べる
おでんはご飯のおかずにならないという方には、おでんのだしでご飯を炊いた「茶めし」がおすすめです。
茶めしにおでんのだしをかけて食べるお茶づけもおいしいですよ。
niftyニュースによる「おでんで好きな具材ランキング」によると以下の順に並んだそうです。
<おでんで好きな具材ランキング>
第1位 大根
第2位 卵
第3位 こんにゃく
第4位 厚揚げ
第5位 はんぺん
おでんはコンビニで買うと1つ100円ほどで買えますが、専門店のおでんは、だいこんが1つ500円(+税)、たまごは1つ300円(+税)、こんにゃく1つ300円(+税)、焼き豆腐1つ500円(+税)で提供しているそうです。
川上さんが教えてくれたポイントを参考に、家族みんなが喜ぶおいしいおでんを作ってくださいね。
参考になれば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました♡
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