こんにちは。
山形では、お正月になると「棒鱈煮(ぼうだらに)」と呼ばれる煮物が食べられています。
棒鱈(ぼうだら)とは
棒だらは、古い古い時代からの食材です。真だらや助宗だらの頭、内蔵をぬき、干しあげたものです。叩けば枯木のように「カンカン」音がします。昆布と共に北海道・アイヌの人達の食べ物でした。そして、棒だら、利尻昆布が函館、八戸を経て南下してきたと言われています。
出典:山形市観光協会
棒鱈煮は、乾燥した棒鱈を水に数日つけて戻し、砂糖やしょうゆでほろほろになるまでゆっくり煮て作ります。
お正月には毎年作っているのですが、乾燥したものではなく、すでに戻されているものを初めて使ってみたら、数日かけて作る棒鱈煮をたった1日で作ることができました。
さらに、番茶を入れて下茹でしたら、生臭さも消え、これまでで一番おいしい棒鱈煮ができました(嬉)
来年もこのレシピが見れるように、調味料の配分や作り方を書いておきたいと思います。
「棒鱈煮」山形の味
。
棒だら(乾燥)150g
砂糖 大さじ3
しょうゆ 大さじ3
酒 大さじ3
みりん 大さじ1
番茶 適量
「棒鱈煮」作り方
下準備をします
① 大きめのボウルにたっぷり水を入れ、乾燥した棒鱈をつけます。
② 毎日水を変え、3日~1週間かけて戻します
③ 砂糖、しょうゆ、さけ、みりんを合わせておきます
棒鱈煮を作っていきます
① 大きめの鍋にたっぷり水を入れ、戻した棒鱈と番茶を入れます。
② 5分程下茹でしたらザルにあげ、お湯を捨てます。
③ 鍋に棒鱈とひたひたの水を入れ、火にかけます。
④ 落し蓋をして、弱火で棒鱈が柔らかくなるまで煮たら火を止めます。
⑤ 砂糖、しょうゆ、さけ、みりんを入れて火にかけ、沸騰したら火を止め冷まします。
⑥ ⑤をもう一度繰り返します。
⑦ 煮汁がとろとろになるまで煮詰めたら完成です!
棒鱈を下茹でするときの生臭さ。部屋中が生臭くなって私はとっても苦手でした(汗)今回初めて番茶を入れて下茹でしてみたのですが、生臭さが和らいでびっくりしました。「下茹でに番茶」これは絶対に忘れないようにしたいです。
棒鱈煮を最後に煮詰める時、焦げやすいので注意してください。(母が何度か焦がしてがっかりしていました。)
「あと少し」といういうタイミングで、棒鱈を一度鍋から出し、煮汁を煮詰めてから棒鱈にかけたら大成功でした。
/
来年もおいしくできますように・・
\
最後までお読みくださりありがとうございました♡