新生姜とは、収穫された直後の生姜のことです。
夏に出回る新生姜は、秋に収穫されるものを少し早めに収穫したものであり、茎の付け根が赤いという特徴があります。
新生姜は甘みがあり水分が多く柔らかいので、薬味だけでなく甘酢漬けなど漬物にして美味しく食べることができます。
ここでは新生姜のさまざまな保存方法と栄養効果、新生姜のおいしい漬物を紹介します。
Contents
新生姜の保存方法
新生姜は冷暗所で常温保存できますが、気温が高くなる夏は冷蔵、冷凍での保存がおすすめです。
常温保存が可能な期間は新生姜を密封して冷暗所で保存します。
普通の生姜は新生姜を寝かせたものです。
この生姜は水分が抜けているので、新生姜に比べると硬く辛味があります。薬味や煮込み料理の臭み抜きなどに適しています。
新生姜を冷蔵保存するときは
新生姜を冷蔵保存をするときは、乾燥しないように、新生姜を新聞紙やキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れて保存します。
ポリ袋に入れるときは、口を軽めに締めて野菜室で保存しましょう。
新生姜の冷蔵庫での保存期間は約1週間~2週間です。
ポリ袋の口をきつく締めると新生姜がから出た水分が袋につき、再び新生姜に付着する恐れがあります。傷みが早くなるので注意が必要です。
新生姜を冷凍保存するときは
新生姜を冷凍保存するときは、皮ごとでも構いませんし、すりおろしたり、使用する大きさにスライスして保存することもできます。
いずれの方法で保存するときも、必ずラップで包み、保存袋に入れて保存しましょう。
冷凍した新生姜を使用するときは、そのまますりおろしたり、スライスして使用することができます。
電子レンジで解凍をすると食感が落ちてしまうので、食感を楽しみたいときは、使用する前に冷蔵庫に入れて解凍しましょう。
新生姜の冷凍保存の期間は約1ヵ月~2ヵ月です。
新生姜にはどんな栄養があるの?
新生姜に限らず生姜は「健康商品や漢方にも使用されるほど健康や美容によい成分」を含んでいます。
ここでは、新生姜に含まれている栄養成分のうちポイントとなる4つの成分を紹介します。
シンゲロール
新生姜の辛味成分であるシンゲロールには、免疫細胞を活性化させる作用や殺菌作用、抗炎症作用、老化防止の作用などがあります。
シンゲロン
シンゲロールを加熱するとできる生成されるシンゲロンには、脂肪燃焼や代謝を促進する作用があるので、ダイエットに効果的です。また、生活習慣病の予防効果もあります。
ショウガオール
生姜を乾燥や加熱することで生成される成分であるショウガオールには、代謝を促進し、体を温める作用があるので、冷え性の改善に効果的です。
シネオール
生姜の香り成分であるシネオールには、胃腸の機能を整える作用や疲労回復、消炎効果があります
自宅で作れる新生姜の漬物
新生姜は甘みがあり水分が多く柔らかいので、漬物にもおすすめです。自宅で簡単にできる新生姜の漬物のレシピを紹介します。
新生姜の甘酢漬けの作り方
新生姜 200g
(甘酢)
酢 カップ1/2
水 カップ1/2
砂糖 大さじ4
塩 大さじ1/2
<作り方>
① 新生姜を洗い、皮を剥いて下処理をした新生姜を薄くスライスする。
※スライスするときは、繊維にそってできるだけ薄くスライスします。
② スライスした新生姜を熱湯にくぐらせてざるに広げて冷ます。
③ 甘酢を鍋に入れて煮立てた後冷ます。
④ 新生姜を煮沸した瓶や容器に入れ、甘酢を注いでフタをする。
冷蔵庫に保存して1日ほど漬けたら出来上がりです。保存期間は約1年です。
新生姜の醤油漬けの作り方
新生姜 120g
(漬け汁)
醤油 大さじ4
みりん 大さじ2
酒 大さじ1
<作り方>
① 洗い、皮を剥いて下処理をした新生姜を薄くスライスする。
② 漬け汁を鍋に入れて煮立てる。
③ 新生姜を煮沸した瓶や容器に入れ、漬け汁を注いでフタをする。
④ 冷蔵庫に保存して半日ほど漬けたら出来上がりです。
保存期間は約3ヵ月です。
新生姜の味噌漬けの作り方
新生姜 300g
(漬け味噌)
塩 30g ※生姜の10%
味噌 300g
砂糖 250g
<作り方>
① 新生姜を水洗いし洗してポリ袋に入れ、塩をまぶして重しをして半日ほど置く。
② 味噌と砂糖を合わせる。
③ ①の生姜を水洗いし、しっかり水気を切って②に入れる。
④ 冷蔵庫で保存して2週間ほど漬けたらで出来上がりです。
先ほども書きましたが、ショウガに含まれるショウガオールには代謝を促進し、体を温める作用があります。
夏の冷房による冷えにお悩みの方は、ショウガを積極的に摂ってみるのはいかがでしょうか。
最後までお読みくださりありがとうございました♡